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くままの部屋 in Hawaii

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ちーんっ

子供を叱るというのはイヤなものです。
特に出かける前と、寝る前は極力避けたい。
が、男の子2人の母として、そうもいっていられないことも。

10歳になった大洋はもう私と足が同じサイズ!
背はまださすがに越されてないけど、あと数年だろうな。
基本的に”いい子”な大洋は学校の先生にも愛される優等生。
それでも、いやそれだからか?優等生なりの問題が出てくるのだ。

大洋は今まで幸運なことに何かがなくて困る、出来なくて困る、という思いを、感じずにきている。
親として明日食べるのに困るとか、毎日同じ物を着なくてはいけない、という状況にさせたことはない。
お勉強もできる方、運動能力も高い方である。
アメリカの宿題は今やコンピューターを使う物が多く、能力別に宿題のレベルが違っていたりする。
10歳、5年生でたまに8年生レベルの宿題をしている大洋は、問題が解けないといって癇癪をおこしたり泣いたりすることが出てきた。
これがまず1つ心配の種。
まだ10歳…先生にもいつもほめられ、友達にも慕われる大洋だが、まだ人生のほんの入り口。
自分は出来る人間なんだ!なあんて思っちゃいけない。
解けない問題なんてこれから山ほどぶつかる。
学校側の方にも、ちょっと問題ありだなあと思うんだけど…だけど能力の高い生徒は学年をスキップしたりする制度もあるアメリカだからこそ、なのだろう。
それから幼い頃からお祝いなどで高額の現金をもらったり、ダディが貯金をしてくれてることを知っているせいか、『たったの10㌦じゃん』というような言い方をするのも気になっていた。
先日のこと。
学校がお休みで2人を連れてお買い物へ。
私の必要なものを買って、大洋がiPadのスクリーンシートをみつけてどうしても欲しいという。
『マミー、たったの8㌦だよ!』
たった、じゃないよ、と言った後に、色々つきあわせたのでご褒美に結局買ってあげることにした。
家に帰ってシートをはってやり、しばらくは『クール!』と喜んで使っていた大洋。

が、寝る前にそのシートが床に転がっているのを発見。
『大洋、これなに、どうしてとっちゃったの?』
『えーあー、どうしたんだろ、あれ?』
とにやにやしながらごまかそうとする大洋にカチン。
自分でとったんでしょ、どうして使わないなら欲しいっていうの?
たったの10㌦、8㌦、じゃないんだよ、大洋。
その10㌦を稼ぐために、ママたちは一生懸命働いてるの、ダディもマミーも何もせずにお金が降ってくるんじゃないんだよ。
大洋がお金の事を心配せずに暮らしていけるのはとても幸運なことなのだと説明した。
たった一枚のスクリーンシートだけれど、それまで感じていたことも重なって、強いお説教となってしまった。
ハワイでは時給10㌦って、当たり前で、もっと低いところもある。
この、大洋が無駄にした10㌦弱の出費は、私が1時間がんばって働いた報酬と同じなのだよ。

勢いに半ばふてくされつつ、反省もした大洋はベッドに潜り込んでしまった。
自分はお勉強ができても、できない子のことをばかにしたりしないでほしい、お金に困る事がこの先ない人生であってほしいけど、一生懸命働いてそれでも困っている人たちがいるということもわかってほしい。
私も子供の頃いわゆる優等生のタイプだったので、気持ちはわからなくもない。
そのままいくと、小さな挫折がとてつもなく大きいものに思えて、人生これまで!なんて思っちゃったりするんだよ、ね。
イケメンだし頭よくてスマート、自慢の息子なんだよ、君は。
でもハハとしていつもほめてばかりいちゃいかんもんね。

叱ったあとはこちらも負のエネルギーを出してしまったおかげでぐったり。
そんなアタシのお隣ではどこ吹く風の海流がおしゃべり(笑)。
こいつは叱っても叱ってもなかなかこたえん、強者なんだよね、しかしこういうときは癒される。
叱る、ってタイへン。
極端な暴力は別として、親が子供を叱るときって、それ相応の理由や方法があって、周りからはわからない事も沢山ある。
前に近所の人が、他の近所の人が子供を叱りつけているのをみてあんなに怒鳴らなくても、と言っていたけど、親もね、必死なのよ。
その人には子供がいない、だからわからないでしょう、とも言えないけど、まあ自分の子供が怒鳴られてるってわけじゃないんだから、批判もできないよ、とちょっと思った。
叱る方も辛いんだよ。

その日はぐったり、アタシも早寝しちゃいました。
まだまだ未熟なハハですが、がんばりますよ。

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by mizuhonn2 | 2014-10-28 10:35 | 大洋
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